
香川県東部(さぬき市と東かがわ市)の医療機関で唯一出産を受け入れていたさぬき市民病院が、2026年10月から分娩の取り扱いを休止しています。再開時期のめどは立っていません。
さぬき市民病院によりますと、夜勤に対応できる助産師や経験のある助産師が少なくなり、安全な分娩体制の維持が難しくなったということです。
さぬき市民病院は、医師不足を理由に2019年にも分娩の取り扱いを一時休止し、2021年に助産師主導の形で再開した経緯があります。その後、2025年からは経験豊富な助産師が少なくなったことなどから、再び医師主導の分娩に切り替えていました。2026年度は常勤の産婦人科医1人と助産師8人が働いていますが、複数の助産師が2026年度内での退職の意向を示していることから、休止を判断しました。
利用者への説明や出産のための他の医療機関の紹介は8月末までに完了しているということです。
一方、産婦人科は休止せず、妊婦検診などの周産期医療、産後ケア事業などは引き続き行います。
さぬき市民病院は「分娩の休止を余儀なくされたが、それ以外の部分の提供に努め東讃地域の周産期医療に貢献したい」としています。