
牛の配合飼料を製造する香川県東かがわ市の企業が牛のある生態に着目して地球温暖化防止につながる牛の飼料を開発しました。
東かがわ市の牛の飼料専門メーカー、「オールインワン」。全国47都道府県の畜産農家や酪農家などに飼料を販売しています。
オールインワンが10月から販売を始めたのがこちらの「環境保護飼料 アナブリンペレット」。
スイスやイタリアの企業などと協力して開発したもので「地球温暖化の防止」につながるというんです。
(松木梨菜リポート)
「なぜ地球温暖化防止につながるのか、飼料の原料に関係があります」
エッセンシャルオイルなどの植物由来の天然のものを特殊技術で組み合わせました。これらの原料によって牛が消化過程で出す「げっぷ」を約2割減らすことに成功。これが地球温暖化防止につながるといいます。
(オールインワン/三谷廣 会長)
「メタンガスの成分のげっぷを出すんですね。地球温暖化に悪さをしているメタンガスを平均17%減少させることができた」
農業について研究開発を行う農研機構によると、世界中にいる牛や羊などから出てくるメタンガスは世界の温室効果ガスの総排出量の5%を占めるといわれています。
開発された飼料を食べることで2割ほど牛からのメタンガスの排出を減らせるとしていて地球温暖化防止につながるというわけです。
販売価格は従来の飼料よりも1%ほど上がるそうですが、酪農家らにとって費用対効果も望めるそうです。
(オールインワン/三谷廣 会長)
「食べた牛たちが非常に元気になりまして。毎日100gちかく増体していく。ミルクの方の牛(乳牛)は毎日1.5リットル余分に平均値ミルクを出すようになったと。農家のための生産性を上げる利益をもたらす飼料として存在する」
オールインワンは2年後に畜産酪農業で全国シェア2%をめざしています。