
プログラミング言語「PHP」に脆弱性が見つかり大きな影響が出ましたが、これとは別の脅威も見つかっています。専門家はスマートフォンの「アプリ」を通じて、個人情報が盗まれる可能性があると注意を呼び掛けています。
(香川大学サイバーセキュリティセンター/後藤田 中 センター長)
「みなさんがインターネットで見られているウェブページはこの画面に示すようにソースコードで書かれています。PHPを使ったシステムが多くありまして」
「PHP」はウェブサイトなどの裏側で画面表示やデータ保存などを助けるプログラミング言語。このPHPに欠陥が見つかり、企業がホームページを相次いで閉鎖するなどしました。
さらに今、この「PHPの欠陥」とは別の新たな脆弱性が指摘されています。
(香川大学サイバーセキュリティセンター/後藤田 中 センター長)
「アプリと(アプリを管理する)会社のサーバーをつなぐやり取りに関するところが脆弱性があって。本体のサーバーから情報を抜き出そうとしている状況も出てきていて」
香川大学の後藤田センター長によると、スマートフォンのアプリとサーバーの間のやり取りの仕組みに脆弱性が見つかりました。
アプリに氏名や家族構成などを登録している……という方もいらっしゃると思いますが、やり取りの仕組みの部分に特定のコマンドを入れると情報を抜き取られ、流出する恐れがあるということです。
こうした、より詳細な個人情報は特殊詐欺の犯人グループに使われる可能性があると指摘しています。
さらにこうした特殊詐欺に香川県民が遭いやすいと示すデータもあります。
香川大学によると、2025年の特殊詐欺の人口10万人当たりの認知件数は香川県が約80件で全国ワーストでした。また岡山県は全国23位でした。
クーポンがもらえるなどの理由でアプリを登録する人が多い中、後藤田センター長は慎重な対応を呼び掛けています。
(香川大学サイバーセキュリティセンター/後藤田 中 センター長)
「個人情報がどう扱われる可能性があるかをてんびんにかけていただいて、利用する価値があるのかをいったん立ち止まって考えていただくことも必要だと思います」