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「酸化ストレスを受けると慢性腎臓病が進行」ラット観察で明らかに 岡山大学

● 岡山県 2026/7/29(水)13:49
「酸化ストレスを受けると慢性腎臓病が進行」ラット観察で明らかに 岡山大学

 岡山大学学術研究院教育学域(特別支援教育)の大守伊織教授と医療開発領域の内田治仁特任教授、東京大学医科学研究所の研究グループは、細胞が「サビつく」ような酸化ダメージから体を守るタンパク質の働きが弱くなると慢性腎臓病が自然に進行することを、ラットを用いて明らかにしました。

 腎機能低下、低アルブミン血症、高コレステロール血症といった人の慢性腎臓病に似た症状が見られ、新しい治療法の開発に役立つことが期待されるとしています。

 研究成果は2026年6月12日、アメリカの学術誌Translational Researchにオンライン掲載されました。

 慢性腎臓病の原因には酸化ストレスなどが関与していると考えられています。研究グループは、酸化還元活性を持つタンパク質「チオレドキシン」の活性が約3分の1に低下したラットを長期間観察しました。

 その結果、ラットは自然発生的に進行性慢性腎臓病が発症しました。また腎臓を顕微鏡で調べると、腎機能低下を示す尿細管の障害や間質の繊維化などが見られたということです。

 研究グループは、人の慢性腎臓病に似た特徴を自然に示す新しい動物モデルとして、炎症や繊維化など病気の仕組みに対して腎臓を守る研究に役立つとしています。