
岡山県は26日、岡山空港の機能強化に向けた大規模改修について事業方針を決定しました。
岡山県は2026年3月、国際線が2便同時に発着できるコンコースの増設、複数人が同時に保安検査の準備ができる「スマートレーン」の導入、旅客ターミナルビルを約7000㎡増築することなどを盛り込んだ基本計画を策定しました。
事業費は概算で280億円から320億円程度になる見通しです。2025年6月に事業の必要性について有識者らが意見を出し合う「事業評価委員会」を開催し、パブリックコメントの募集を行いました。パブリックコメントは6月26日から7月25日までに7人から12件が寄せられました。
岡山県の「総合評価書」によりますと「岡山空港は開港から38年が経過し、旅客の安全性の確保や設備・施設の更新など、早急に対応する必要がある」「インバウンド需要を取り込めるよう、国際線同時2便対応などの機能強化を図り、戦略的な路線誘致に取り組む必要がある」などとしています。
また主な施設整備の内容として旅客ターミナルビルの老朽化対策や機材配置の最適化、国際線を強化するためのビルの増築などを行うということです。
事業は岡山県が主体となって実施するとした上で、コスト削減やサービス向上を目的とした民間事業者の導入も継続的に検討する方針です。
岡山県はこれまでの事業評価委員会の意見や議会での議論、県民からの意見を踏まえて総合的に検討した結果、「2026年から2027年に基本・実施設計、2028年に着工、2032年の竣工を目指す」としています。
総合評価書は岡山県のホームページで8月26日午後4時から公開される予定です。