
戦後、岡山市でおもちゃのお店としてスタートした「サンヨープレジャー」は、2026年で創業80周年を迎えます。日本全国を営業エリアとし、玩具と節句人形を中心に幅広い商品を取り扱っています。
グループ企業の「おもちゃ王国」は2026年で開園30周年。4月には新しいジェットコースターがお目見えし、人気を集めています。
「遊びは最高の学び」をグループのテーマに、子どもたちの未来のために「喜び」と「楽しさ」を提供しています。
―― サンヨープレジャーは今年で創業80周年を迎えられたんですね。
髙谷昌宏(代表取締役社長):祖父と祖母が、岡山の奉還町で「こどもや」というおもちゃのお店を作ったのが、サンヨープレジャーグループのスタートになります。
―― 何かきっかけがあっておもちゃの店を始められたのですか?
髙谷社長:戦後の翌年に「こどもや」ができているんですが、やっぱり「子どもたちに笑顔を」という思いがあったのではないかなと思います。
―― 80年の間に、会社もどんどん大きくなりましたね。
髙谷社長:大きなきっかけというのは、やはり「おもちゃ王国」。エンターテイメントに進出したというのはかなりのチャレンジだったと思います。これから子どもたちの遊びを研究しなければいけないということで、各大学と連携して、産学共同研究をスタートさせたという経緯が実はあります。
―― 少しずつ子どもに関わるものが広がって、今の形になってきたんですね。
髙谷社長:そうですね。
―― ベビーの部門にも力を入れているんですね。
髙谷社長:特に0〜3歳の遊びについては、アメリカの「Kids2」という企業が、子どもの遊びについてすごく研究をした商品を出してくれています。それを日本に流通させようということで、今取り組んでいます。
―― おもちゃへの知識も広げていかないといけないですね。
髙谷社長:「これ売れるよ」「面白いよ」だけじゃなくて、やはり消費者にしっかりと説明ができるということも、これからの重要な役割であると認識しています。
―― サンヨープレジャーグループの一つである「おもちゃ王国」が今年は開園30周年ですね。
髙谷社長:早いもので、もう30周年を迎えるようになりました。
―― おもちゃもどんどん変わってくる部分もありますよね。
髙谷社長:そうですね。ただスタートから今も変わっていないのは、あくまでもアナログのおもちゃ。
——乗り物だったりお人形だったり、手に取って遊べる。
髙谷社長:ただ、この30年の中で、おもちゃ王国も進化する中で、特に今、「あそびの学校」というところに力を入れています。
なかなかおもちゃだけでは体験できないこともたくさんあるので、例えば「はたらくくるま大集合」というイベントは大変人気で、岡山の各企業にもご協力いただいて、車を動かしていただいたり乗せていただいたりということで、子どもたちもそういう体験をするとか。
——キャンプもあるんですよね。
「手ぶらでキャンプ」という言い方をしているんですが、体一つで来ていただくとスタッフが準備をして、おいしいところだけを味わってもらう。夜は星を見ようとか、単に泊まるだけでなく自然を体験してもらうということを心がけて運営しています。
―― 髙谷社長流、元気な会社を作るコツとは何でしょうか?
髙谷社長:「夢」です。お客様に夢を与える職業でありますから、まず働く私たちも夢を持つ。そこに「中」をつけると「夢中」になれる。夢を持ち、夢中になって、子ども心を忘れずに頑張っていきたいと思っています。
自由人、会社人-トップの横顔-
2026年6月13日・6月20日放送
聞き手:本庄 里恵子