
21日は敬老の日の話題をお伝えしていますが、高松市には90歳でボウリングを楽しむ、長寿ボウラーの男性がいます。競技歴60年の男性が「続ける」理由とは?
ボウリング場にやってきたこちらの男性。高松市の竹田勉さんです。
ボールを構えて……早速1投目。いきなりストライク!
(竹田勉さん)
「1投目からストライクが出た!」
その後も見事な投球を続ける竹田さん。その年齢は……。
(竹田勉さん)
「昭和11年、8月6日。90歳」
竹田さんは、日本ボウリング場協会の2026年度の長寿ボウラー番付で、男性では90歳以上が選出される「横綱」に認定されました。男性横綱は全国で373人、香川県では竹田さんただ1人です。
竹田さん「うれしいなあ。ええ私だけ?」
荻津アナウンサー「一番ご長寿です」
竹田さん「あと次引退しかない(笑)」
竹田さんは現在、週に2回、太洋ボウルに練習や試合に来ています。
もちろん、マイボールを持っています。
(竹田勉さん)
「重いよ。これが14ポンド。これくらいじゃないと。これより軽いとピンのアクションが違ってくる」
ボウリングの競技歴はなんと「60年」です!
荻津アナ「どんなところが楽しい?」
竹田さん「ストライク」
ベストスコアはパーフェクトの300点。この日のスコアは……199点!
(竹田勉さん)
「ボールの重さに合わせる。力を入れるのではなく、ボールを持ったら振り子のように自然に放してやったらコントロールがつきやすい。力んだらコントロールがつかん」
大会でよく会うというボウリング仲間は――。
(ボウリング仲間)
「私の大先輩にも当たるんですけど、非常に堅実な。コツコツタイプで参考というか勉強になるところが多い先輩。私も時々カッとなったりするんですけど、そういうのが見えない。非常にいい先輩」
荻津アナ「優しいお人柄だそうですよ」
竹田さん「後で何か持って行かないと笑」
竹田さんは2025年まで55年間、洋食店を営業していました。自慢のメニューは昔ながらのオムライス。
フライパンを振る竹田さんの姿を、KSBでは取材していました。
(竹田勉さん)
「懐かしいなぁ……」
すると。店先のちょうちんの映像を見て竹田さんが開店して間もない頃の思い出を語ってくれました。
竹田さん「字だけちょうちん屋に書いてもらった。この字だけ。横の赤と黄色は全部俺が塗ったんや」
荻津アナ「なんでこの色に?」
竹田さん「オムライスやから黄色にせないかん」
荻津アナ「お客さんの反応は?」
竹田さん「増えた。表を通る人がこのちょうちんが気になって仕方ない。入ってみたくなる」
そこからお店は大繁盛。気づけば55年です。
竹田さんが昔のアルバムを持ってきてくれました。
(竹田勉さん)
「この道(料理の道)に入ったのはここや。ここのうどん屋で出前を始めたのが、料理に関わり始めたそもそものきっかけ」
その後、食堂やレストランなどで腕を磨きました。
荻津アナ「修行は大変?」
竹田さん「当時朝4時くらいには出勤していた。先輩が仕事を始めたらそれを一生懸命見て覚えた。大変だった」
修行を積んだ後、55年前にオープンしたのがこのタケダ食堂です。
竹田さん「長いな」
荻津アナ「なんで続けられた?」
竹田さん「なんでやろな。やっぱりお客さんが食べた後に『おいしかった』と言って頭を下げて帰るのがたまらんで」
お店を見てみると、置いてある道具はどれも歴史を感じるものばかり。
楽しいこと、大変なこと。その全てに料理人として長い年月向き合ってきた証拠です。
荻津アナ「長年やってきての感想は」
竹田さん「満足やな。ずっとお客さんが来てくれたということは。やめるのは簡単。続けるのは難しい。一歩一歩大事にしたらいつの間にやら頂上に着いているのよ」
料理人。そしてボウラー。どちらも半世紀以上取り組んできた竹田さん。まだまだ元気です。
荻津アナ「おいくつまで投げたい?」
竹田さん「投げられるだけ投げたいな」
(2026年9月21日放送「News Park KSB」より)